コラムColumn

緊急事態宣言明けの今こそチャンス

2020.05.25

通勤の駅の風景の写真

ついに本日、緊急事態宣言の解除が発表されました。コロナウイルスがなくなるわけではないので、まだまだ気の抜けない日々は続きますが、ほっとした方も多いのではないでしょうか。

さて、web広告の業界の方から、こんなお話をお聞きしました。「コロナウィルスの影響で、広告を控えたり、内容を見直したりするクライアントがいる一方で、広告量を増やしているクライアントも中にはいるんですよ。どういう業種かわかりますか?」「うーん、デリバリーのお店やサービスですか?」「実は、美容系のクリニックさんなんです。コロナウイルスの影響で、在宅勤務だったり、仕事がお休みになって、職場の人に会わない間に、プチ整形やボトックスをされる方が多いそうです」
・・・なるほど、久しぶりに会うと、一瞬「あれ?」と思っても、多少の変化ならそんな感じだったかな、と自然に受け入れられる、ということなのでしょう。

そう考えると、緊急事態宣言が明けて、久しぶりに出勤するという方は、自分の外見をちょっとだけ変えるチャンスかもしれません。例えば、いつもはチャレンジしないような色や柄のネクタイをしてみる、胸ポケットにチーフを入れてみる、普段あまり手入れしていなかった眉を整えてみる、いつもとちょっとヒゲの形を変えてみる、お決まりの上下揃いのスーツではなくジャケパンスタイルで出社してみるetc… ぜひ、試してみてはいかがでしょうか?

歩くビジネスマンの写真


ちょっとした外見チェンジにもポイントがあります。まず、基本は「身近なお手本から」「戦略的に」です。ついついやってしまいがちなのが、雑誌のモデルや俳優などを丸ごとお手本にしてしまうことです。自己満足は得られますが、体型もポジションも違う人の真似をしたところで、自分の個性が生かされない、ちぐはぐなスタイルになってしまいます。

それよりも現実的なのは、周囲を見まわして、身近にお手本を探し出すことです。そして、その人たちに共通する特長をチェックして、少しずつ「いいとこ取り」をして、自分にあった形で外見づくりに応用するのです。社内でもいいですし、取引先の人、趣味の友人など、なるべく多くの人について、服装や髪型、振る舞い、話し方などの見た目の印象を思い出して、書き出してみてください。
こうして周囲の人の印象を注意して見ていくうちに、あなたが「なりたい姿」がだんだん浮き彫りにされていきます。「どんな自分になりたいのか・・・?」と漠然と考えているよりも、短時間で具体的なコンセプトが見えてくるのでおすすめです。

このようにして、自分の外見・内面の特長や個性とコンセプトを擦り合わせていくのがパーソナルデザインなのです。そして、コンセプトが固まってきたら実践です。

さて、次の項目のうち、あなたがいますぐにでも変えられるところはどこですか?

□髪型
□眉
□メガネ
□ヒゲ
□メイク・肌の手入れ
□ネクタイ
□チーフ
□スーツ
□バッグ
□靴
□手帳・名刺入れ・ペンなどのステーショナリー
□時計
□アクセサリー
□私服(オフタイムの服)
□姿勢
□歩き方
□声・話し方
□振る舞い

髪型はムリでもメガネだけならとか、バッグや小物だけなら・・・など人によって変えられるところと、変えられないところがあると思います。まずは、変えられるところから始めてみましょう。
ただ、変えるといっても漫然と新しいものにするのではなく、手帳ひとつ、ネクタイ一本にしても、表現したいイメージに沿って「戦略的」に変えてみてください。ぜひ、久しぶりの出社日をささやかな外見チェンジのチャンスにしていただけたら幸いです。