コラムColumn

白シャツを極める−シンプル・イズ・ベスト−

2020.06.21

白シャツの男性の写真

6月19日、いよいよ都道府県をまたぐ移動の自粛要請も解除され、少しづつ日常が戻りつつあります。また、一気に気温も高くなり、暑い夏が間近に迫っています。
まだまだリモートワークと出勤とを併用して働かれる方も多いと思いますが、徐々に出勤が増え、久しぶりにスーツを着る、という方も多いのではないでしょうか?
今回は、私がいつも提案している「白シャツを極める」ビジネススタイルをご紹介します。

白シャツを極めよ

「おしゃれといえばカラーシャツやストライプ柄、クレリックシャツ(襟が白く、シャツ地は柄)」と思いこんでいる人は多いと思います。しかし、シャツに凝れば凝るほどネクタイとのコーディネイトが難しく、文字通り“自分の首を締める”事態に陥ります。

そこで、私がいつも提案するのは、「白シャツを極める」ビジネススタイルです。

白シャツというと「Yシャツ」を思い浮かべる男性が多く、昭和時代の疲れたサラリーマン像を想像される方もいるでしょう。余談ですが、Yシャツは「ホワイトシャツ」のワイをとったものです。
白シャツですが、今市場に売られている白シャツは、Yシャツでイメージするペラペラの生地で襟がへナッと下がったものはほんの一部。実際には、色々な織地で襟の幅も形もさまざまです。
襟の幅や形は顔やからだの大きさによって選びますが、生地選択は自由です。いろいろな織生地の白シャツから自分に合うものを選ぶのは、とても奥が深いおしゃれです。

また、「お堅い職場でカラーシャツを着てみたいんだけど、周囲の目もあってなかなか着られない」というケースでも、白シャツにひとひねりきかせるワザがあります。

織り柄のあるもの、ステッチが効いたもの、カラーボタンやちょっとおしゃれなカフスリンクス(カフス)つきのものなど、遠目には普通の白シャツでも、近くに来て初めてわかる、さりげないおしゃれが楽しめるものがたくさんあります。「ワイシャツは白」にこだわりながら、「白」でひと味違う個性を主張することだって可能なのです。

しかも、白シャツはネクタイとの相性を選びません。つまり、スーツとの相性やTPOに合わせてネクタイを選ぶだけであれば、ひとつ手間を省くことになります。無駄な時間と努力を避けて、印象がアップするのですから、白シャツを最大限活用しない手はありません。

シンプル・イズ・ベスト

さて、「シンプル・イズ・ベスト」と言えば、ビジネスではよく使われる言葉であり、人生における哲学でもあります。迷路にはまった際に複雑にからまった物事を一切捨て、シンプルに考えることで問題が解ける瞬間があることは、ビジネスに生きる人であれば誰もが知る法則です。
外見の印象をつくる装いも、これとまったく同じです。複雑にすればするほど、わけがわからなく、本来の大切なものがぶれてしまいます。
余計なものを省き、シンプルに装うことで、もっとも重要なあなた自信をより魅力的に見せてくれるのです。

また、web会議システムなどを使って、リモートで打ち合わせやプレゼンテーション、商談などを行う場合の服装も、顔の表情を生き生きと見せてくれる「白シャツ」を着用することをおすすめします。
白のシャツにダークのスーツを合わせると、メリハリが利いて、仕事のできる印象を与えます。逆にグレーのシャツやジャケットを着用すると、ぼんやりとした印象を与えてしまうので、あまりおすすめできません。ぜひご参考までに。



パーソナルデザインスタジオもようやく、通常通り、予約の受付を始めました。
ぜひご利用ください。
http://www.pdstudio.jp/

すでにクールビズが始まっています。
「誰でも似合うクールビズの着こなし」はこちらをご参照ください。
http://www.pdn.jp/p/column/coolbiz