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表情筋を鍛えて初対面でプラスの印象に

2021.01.31

木の上にいる猿の写真

私たちは初対面の人と挨拶をするとき、真っ先に顔を見ます。
この人はどんな性格だろうか。どう接するともっとコミュニケーションがスムーズに進むだろうか。相手を推し量るときの情報の多くは、顔に集約されています。

人間の祖先にあたる猿は、ほとんど木の上で生活をしていました。いつしか猿が木から下りて、二足歩行をするヒトへと進化していく過程で、多くの情報が顔に集約されてきたといわれます。
向き合う相手が敵か味方かを、猿たちは視覚以上に鳴き声や臭いで判断します。進化の過程で鳴き声は言語に変わり、衣服を纏うことで臭い情報も退化した結果、視覚情報である顔が相手を見極める指標として変化しました。
そして、言語と共に、人間の表情も豊かに進化することで、さらに情報量は増えました。

つまり、顔はコミュニケーションにおける大きな情報源といえます。

笑顔の男性の写真


さて、初対面で好感を持たれやすい人の一番の特徴は、その人の内面がストレートに外に現れていることです。ファッションしかり、髪型しかり。そして、それと同じくらい、内面を表すものが顔の表情です。先にも述べましたが、表情が豊かに進化することで、さらに顔から読み取れる情報量が増えたのです。
この表情は、眉や目からもにじみ出ますが、それに加えて、表情筋の動きも見逃せません。

ちなみに、欧米人は日本人の表情をミステリアスと呼びます。これは、欧米の男性が日本の女性に対する褒め言葉として使われています。つまり、表情が乏しいために、心がどこにあるかが読み取れず、あたかも「神秘のベールに包まれたよう」に、魅力的に感じられるのです。

・・・ただし、ビジネスの場合は別。
心が読み取れない無表情な顔は、心理戦による駆け引きの場を除けば、決してプラスには働きません。

初対面ならなおさら。日本人は往々にして無表情になりがちなので、損をすることが少なくありません。
では、どうすればもっと内面をストレートに映し出す、イキイキとした表情になれるのでしょう。まずは心を活性化することが前提ですが、そのほかにも表情筋を柔らかくすることが大切です。身体と同様に、筋肉が硬く縮んでいては自由な動きは作れません。まずは柔軟体操から始めましょう。


「ウ・オ・ア・エ・イ」体操

縦の表情筋を柔軟に保つ具体的なトレーニング方法をお伝えします。
鏡を前にして、口を突き出すようにしながら、大きく「ウ・オ・ア・エ・イ」と、声を出します。このとき、顔の筋肉を縦に動かしていることを必ず強く意識します。縦に動かすことで、目を大きく見開くことになるため、キリッとした目元も生まれ、さらには顔の血流もよくなり、頭もすっきりするはずです。毎日、出勤前に行えば、豊かな表情が生み出され、その日の出会いを好印象にすることができるでしょう。

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