コラムColumn

スリーピースのすすめ

2021.09.30

紅葉の葉っぱの写真



いよいよ、緊急事態宣言が全面解除されるようです。
今まで在宅勤務をおこなってきたビジネスマンが、毎日ではなくとも、週に何度か出勤する、というように徐々にまた出勤の機会が増えるのではないでしょうか。実際に私のまわりでも、10月からオフィス勤務が始まる、という声が多く聞かれます。

さて、季節はすっかり秋。
10月から制服は夏服から冬服に替わります。
クールビズを行っていた会社も、10月からスーツないしはジャケット着用、と衣替えをする場合がほとんどです。

そうはいっても、最近多くの会社では、必ず上下揃いのスーツでネクタイ着用・・・を求めることは少なく、ネクタイの着用は自由だったり、ジャケットも必須ではないケースも多いです。ウォームビズが浸透してきた結果かもしれません。

会社によってルールはさまざまですが、ちょうどいまくらいの気温だと、少し肌寒くなってきて、通勤時はジャケットをはおり、オフィスに着くと暑くてジャケットを脱ぐ、というシーンが多いのではないでしょうか。

そんなときに、おススメしたいのが、「スリーピース」です。


スリーピーススーツを着た男性の写真


「スリーピース」とは、ジャケット・パンツ・ベストが同じ色柄の同じ素材で作られた、3つのセットから成るスーツです。

明治大正時代の偉人たちのスリーピース姿は、本当に素敵です。
胸板が厚くない日本人がとても似合うスタイルであり、女性から見ると、とても紳士的な印象があります。

ジャケット着用時も素敵ですが、もっともスリーピースが活きる瞬間は、ジャケットを脱いだときです。
ジャケットを脱ぎ、シャツだけでバーで飲んでいる男性と、ベストを着ている姿の男性を想像してみてください。どう考えても後者の方が洗練された印象を醸し出します。

スリーピースは、もちろん、どんな年齢の方が着用してもいいですが、40歳を過ぎてこそ着こなせる大人の装いでもあります。

さて、最後に、ベストについてよく質問されるのがこちらです。
「ベストの一番下のボタンは閉じますか?空けておきますか?」

一般的なシングル5つボタンや、シングル6つボタンのベストは、一番下のボタンは空けておくのが慣例です。逆にダブルの場合(つまり、ボタンが2列になっているもの)は、一番下のボタンは常に閉じます。

今までベストに挑戦したことのない方は、ぜひ、久しぶりのオフィス出勤時にトライしてみてください。


ウォームビズの着こなしについては、こちらのコラムをご参照ください。
コラム:ウォームビズを楽しむ重ね着の基本

シーズン毎のスタイリングをご提案します。ぜひお問合せください。
お問い合わせはこちら